デトックス、毒素排出が必要なわけ

今、日本人の心とからだにかつてなかった異変が起きています。私達の遺伝子は、数千年を経て農耕民族として形成されてきました。

 

しかし、僅か50年足らずの間に生活環境が急速に欧米化したため、食べものを始めとする生活習慣の激変が、心とからだに大きな影響を与えてきました。その結果としてこれまであまり見られなかった疾患や悩みが増えています。

 

添加物の多い食事、コンビニやスーパーで買った作ってから時間のたった食べ物、食べ合わせの誤り、暴飲暴食などにより、食べたものが十分消化吸収さ れないと、未消化の状態で腸内にたまっていきます。すると腐敗が起こり、毒素が生まれ、血液に乗って全身の細胞に運ばれていきます。そして、肝臓や腎臓を はじめとする内臓や皮膚に体内毒素として蓄積し、正常であるべき機能を低下させていきます。

 

体内毒素は免疫機能を低下させます。

 

皮膚に体内毒素が出てくると、アトピー性皮膚炎を始めとする皮膚疾患を引き起こします。
アトピー性皮膚炎以外にも、食物アレルギーや気管支喘息、アレルギー鼻炎、花粉症、リウマチなどのアレルギー疾患を急増させています。

 

血管の壁に付着したアーマや毒素は、血液の流れを悪くして動脈硬化、高脂血症、高血圧などの循環系に障害を発生させ、やがて心臓病、脳梗塞、脳内出血など、生命に関わる病気へとつながっていくのです。

 

また、神経系や内分泌系(ホルモン系)にも、さまざまな悪影響を及ぼし、自律神経失調症や更年期障害等を生み出していきます。

 

このように、慢性病のもっとも最大の原因が「体内毒素の蓄積」であるならば、この体内毒素を体外へ排泄させることこそ、唯一の根本的治療方法といえ るのではないでしょうか。体内毒素を増やすもう一つの原因となるストレスを解消し、気分をリラックスさせるということも、心のアーマ(毒素)を排泄するた めに現代人には必要なのではないでしょうか。

 

 

これらに対処するために、現代医学や従来の東洋医学だけで対応できるのでしょうか。欧米の伝承医学も学び、心とからだが一体になった全体的(ホリスティック)な健康法を学び、活用して行かなければなりません。

 

 

現 代医学に頼るだけでなく、自分の健康は自分で創り出すのだという自己健康管理の精神に目覚める人が増えつつあります。彼らは自然健康法を活用し、自分や家 族の健康を自らの手で創り出しています。そうした方法の例として、アーユルヴェーダ医学、ギリシャ(ユナニ)医学といった伝承医学として知られており、そ こには毒素の排泄浄化法が世界共通の健康法としてまた治療法として伝えられています。